2023.01.31

若い経営者たちがサーキットで体験した、フェラーリの「走りの楽しさ」

フェラーリ・ジャパンは2022年11月27日に、サーキットでフェラーリ296GTBの走行会を開催。830CVというとんでもないパワーを出力するマシンに、彼らは何を感じたのか。


口さがない人はいう。「ハイスペックなスポーツカーを大金はたいて買っても、公道ではその性能を活かしきれないからもったいない」。

そしてまた、多くのスーパースポーツカーに乗った経験のない人に「扱うのが難しく、運転するのが大変そう」というイメージを持たれがちな存在でもある。

そんな2つの理由から敬遠されがちなスーパースポーツカー。だが、実際に乗ってみれば、その印象は変わる。フェラーリ・ジャパンの谷端理絵は試乗イベントについて本誌の取材に応じて語る。

「常に最新、最良を追い求めてチャレンジする若い経営者さまたちに、フェラーリの最新のテクノロジーと、真の走る喜びを体感していただきたくイベントにご参加いただきました」。

フェラーリが用意したのは最新のフェラーリ296GTB。V型6気筒エンジンとプラグインハイブリッド(PHEV)モーターの組み合わせで830 CV(CV=馬力)を発揮するパワフルなマシンだ。

このマシンの性能を存分に体験してもらうべく、栃木県のモビリティーリゾートもてぎ(旧ツインリンクもてぎ)に10名の若い経営者を招待した。

走りの楽しさを追求した296GTB

招待された経営者たちは、まずブリーフィングを受ける。サーキットのコースレイアウト、安全に走るための着座姿勢、注意事項など。そしてもちろん、296GTBについてもレクチャーを受けた。ポイントは、この296GTBはフェラーリが定義する「走る楽しさ」を十分に叶えるマシンであること。

 

その基準は大きくわけて5つ。まずはステアリング操作に対する即時の応答、苦もなくステアリングが操れるといった横方向の加速度。そしてアクセルペダルに対する反応の迅速さと滑らかさ。さらに、ギアチェンジで生じる変化の感覚が明確であることと変速時間の速さ。またブレーキングのフィーリング。そして最後にエンジンサウンド。車内で感じる音量や音質のほか、エンジン回転の上昇に伴う音の変化を指す。



これらの要素が高い次元で搭載されているとフェラーリが胸を張るのが、この296GTBだ。さまざまなカラーリングの296GTBが、ピットロードで参加者たちを待ち受けていた。
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写真 = 木下智央 文 = 青山鼓

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