緊張と興奮の走行体験
モビリティリゾートもてぎは、四輪車の国内最高峰のレースであるSUPER GTや、二輪における世界最高峰のレースMotoGPの日本グランプリなど、数々のレースで使用される日本有数の本格的なサーキット。296GTBを存分に走らせるには十分な場所だ。参加者たちは、まず自分自身でステアリングを握りコースを3周走らせる。自分自身の運転により296GTBの走りをしっかりと味わった後、プロドライバーが運転するマシンの助手席に乗り、フェラーリの本気の「ホットラップ」を体験する。
いよいよ、マシンがコースイン。先陣を切るのはフェラーリ・ジャパン代表のフェデリコ・パストレッリが乗るマシン。ピットロードからホームストレートに出ると、脱兎のごとく勢いよく第一コーナーへ向かっていく。
右がフェラーリ・ジャパン代表のフェデリコ・パストレッリ。
サーキットを周回する296GTBのエンジン音が響き渡り、やがて一台、また一台とホームストレートを駆け抜けていく。やがてピットに帰ってきた参加者たちはみな上気した顔で笑顔を浮かべているのが印象的だった。
Forbes JAPAN RISING STARコミュニティに参加しているNeuralPort代表取締役社長の島藤安奈は語る。
「フェラーリのような高価なクルマには乗ったことがなかったのですが、スピードが出ていても安定していて、想像以上に操作がしやすく感動しました。コーナーでステアリングを切っても鋭く反応して思ったとおりに曲がってくれる。」
島藤さんが普段乗っているクルマはコンパクトなタイプ。それでも296GTBは最初から運転のしやすさを感じたと話す。
「はじめて乗ったのに、自分にフィットしてくれる感覚があって驚きました。きっと公道で走らせても楽しいと思います。一流を体感した素晴らしい経験になりましたし、いつか自分で買いたいというモチベーションになりますよね」
またForbes Salonに参加しているスルミ代表取締役CEOの石塚つばささんは、プロドライバーが運転するホットラップを体験。
「クルマじゃなくてジェット機に乗ったのかと思いました(笑)。タイヤが滑るほどの限界ギリギリの走りを体験させていただいて、一生のうちにこれほどクルマの性能を最大限に生かした走りを経験できることはもうないだろうと感じるほどでした」
「プロドライバーの運転はすごかった、ぎゃあぎゃあ大声をあげて叫んでしまいました」と石塚さん。