そんな中、今年成長が期待されるエドテックのニッチ分野としてはAR(拡張現実)とVR(仮想現実)が挙げられる。すでに、一部の学校ではVRを使った授業が行われており、「Immerse」や「Prisms of Reality」といったAR・VR教育プラットフォームが急速に支持を集めている。
アバランチのドネリーは今年、「教育とゲームをミックスした効果的なエンターテインメント」が増えると予測する。「ゲーム開発者やテクノロジープラットフォームは、学習のデザインにゲームを取り入れてよりスマートなツールを構築している」と彼は語った。
ビデオをベースとした学習は以前から人気を博しているが、投資家は2023年にそれがさらに拡大すると予想している。「ハリウッドがコンテンツ作りの能力を、教育分野に応用するとしたら、とてもエキサイティングで未来的なものになる」と教育と社員のスキル向上分野に注力するベンチャーキャピタル、GSVホールディングスのマイケル・モーは語った。
しかし、AIやVRを活用したプラットフォームが台頭する一方で、いくつかのエドテックのトレンドは衰退の一途をたどっている。オンライン家庭教師などの分野はすでに飽和状態だと、モーは指摘した。
「今後は、一部の企業が本格的なブレイクを果たし、それ以外の企業は取り残されることになる。期間が短くニッチなオンラインコースが成功する可能性が高く、総合的なプラットフォームはその価値を証明する必要に迫られることになる」とアバランチのドネリーは分析した。
(forbes.com 原文)