新成人の恋愛スタイルは「気遣い尊重型」

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民法改正により、2022年4月1日から成年年齢が18歳へと変更されたことを受け、今年の新成人は18~20歳の世代となる。まさにZ世代のど真ん中だ。そんな新成人の恋愛観を明らかにする調査結果が発表された。

恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」を運営するエウレカは、同アプリユーザー148名、Pairsユーザー以外の一般人326名、合計男女474名の新成人を対象に、「恋愛」「出会い」などに関する意識調査を実施。

「日常的に、恋愛をしたい(パートナーが欲しい)と思うか」を聞いたところ、全体(Pairsユーザーと同アプリユーザー以外)では、「恋愛したい」が90.5%を占めた。一般的な新成人(Pairsユーザー以外)に限っても、86.5%が「恋愛したい」と回答した。

プレスリリースより(以下同)

「人生において恋愛は欠かせないものか」の質問には、「欠かせない」が全体で77.8%に上り、一般的な新成人についても71.8%となった。

交際経験の有無について尋ねると、全体で「交際経験あり」が67.5%。一方の「交際経験なし」は約3割に留まる結果に。一般的な新成人についても、「交際経験あり」が6割弱に上った。

また、交際相手に求めることについては、全体で「価値観が似ている・合う」が最多で66.2%を占めたほか、2位に「趣味が合う・一緒の趣味がある」(55.3%)、3位に「容姿が好み」(42.6%)が続いた(3つまで回答可)。

自身に当てはまる恋愛スタイルについて聞くと、全体と一般的な新成人の両方で「お互いの趣味などを尊重しつつ、お付き合いも大事にする」が1位に。エウレカは、新成人の恋愛スタイルには「気遣い尊重型」の傾向があると分析した。


他にも、「ネットで知り合った人と実際に会ったり、友人になった経験はあるか」の問いには、全体の約半数が「ある」と回答。「今後の日本人の恋愛に関して、マッチングアプリのようなオンラインの出会いは欠かせないものになると思うか」の質問に対しては、全体で「欠かせないものになると思う」(14.8%)と「当たり前になると思う」(23.6%)が合わせて約4割を占めた。

新成人は、物心がついた頃にはスマートフォンやSNSが周りにあったデジタルネイティブ世代。インターネットを通した出会いや恋愛が一般的なものであるとの認識を持つ人が多い現状が、浮き彫りになった。

文 = 大柏真佑実

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