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2022.12.21 11:45

ネトフリの「広告つきプラン」が苦戦、利用率は0.2%

Getty Images

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ネットフリックスの株価は、新サービスの広告つきプランの苦戦が報じられたことを受け、12月20日の取引開始直後に2.4%下落した。
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ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた調査会社アンテナのデータによると、米国で11月にネットフリックスに新規加入した会員のうち、広告つきプランに登録した割合は9%で、このプランの利用者の43%は、より高額なプランからダウングレードした会員だったという。

また、広告つきプランを利用する米国会員の割合は、11月末時点でわずか0.2%にとどまっているとアンテナは報じている。

ネットフリックスは、9月30日までの第3四半期における米国とカナダの合計加入者数を7340万人と発表しており、カナダでのこのプランの利用者の割合も0.2%と仮定すると、11月末時点の広告つきプランの加入者数は約14万7000人と推定できる。
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この数値は、投資家の期待を大幅に下回っている。JPモルガンのアナリストのDoug Anmuthは、米国とカナダの広告つきプランの加入者数が、2023年末までに750万人に達し、売上高が6億ドルに達すると予測していた。

ネットフリックスの広報担当者は、アンテナの分析に異議を唱え、フォーブスに寄せた声明で「新プランはまだ非常に初期の段階にあり、我々はその立ち上げに満足している」と述べ、アンテナのデータには多くの不正確な点があると主張した。

今回のアンテナの報告は、ネットフリックスの広告つきプランが、一部の広告主に保証した視聴率を達成できておらず、「広告主は広告費の払い戻しを受けられるようになった」とDigidayが15日に報じたのに続くものだ。

同社は、11月3日から月額費用を6.99ドルに引き下げた広告つきプランの提供を開始し、加入者数の減少を食い止めようとしている。ネットフリックスは、今年の最初の2四半期で100万人以上の加入者を失った後、第3四半期に240万人の新規加入者の獲得を報告した。同社が、加入者数の減少を報告したのは、この10年間で初めてのことで、株価は急落し5年ぶりの安値をつけていた。

しかし、ネットフリックスの株価は、第3四半期の加入者が回復したことを受けて上昇し、6月の底値からは70%近く上昇している。一方、年初来では53%の下落で、S&P500のワースト20銘柄に入っている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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