ハローハイヴは、「多様性」についての拡張的な定義を採用しており、人種的・民族的アイデンティティだけでなく、人生経験の多様性すべてを含むものと考えている。例えば、両親が大卒でない学生、移民、社会経済的ステータスが低い集団の出身、学生アスリートなどが、こうした定義に含まれる。
スローサーは自分自身を例に、次のように説明する。「私はLGBTQコミュニティの一員だ。私が労働者として提供できる価値は、同性愛者で、ルイジアナ州バトンルージュ出身の南部ユダヤ人であり、人生の大半をカトリックスクールで過ごし、兄弟姉妹が5人いるという人生経験と分かちがたく結びついている。アイデンティティに加えて、こうした経験の多くが、仕事に関係するさまざまなスキルを私に授けたからだ」
このような幅広い多様性は、ハローハイヴを利用する学生の構成にも反映されている。学生の35%は、両親が大卒でない「第一世代」であり、63%は人種的・民族的マイノリティに属し、23%は多様性に関連する経験として性的指向をあげ、14%は、多様性を体現する自身の人生の要素として社会経済的ステータスまたは宗教をあげた。
ハローハイヴには現在、約20人のフルタイム社員が勤務している。同社の収入源は、パートナー企業が支払う年間サブスクリプション料金だ。ハローハイヴを利用する求職者の平均就職率は75%だという。
いまのところ、ハローハイヴは利用資格を、4年制大学の在学生および卒業生に限定しているものの、2023年春以降は2年制短期大学の学生にも門戸を開く予定だ。
(forbes.com 原文)