「アバター」続編は初週末に1.3億ドル、予想をわずかに下回る

"Avatar: The Way of Water" (Photo by Gareth Cattermole /Getty Images for Disney)

"Avatar: The Way of Water" (Photo by Gareth Cattermole /Getty Images for Disney)

映画「アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター」(以下アバター2)は、オープニングの週末の米国で推定1億3400万ドル(約180億円)を売り上げ、ボックスオフィスチャートでトップに立ったが、推定4億ドルの制作費を投じ、ジェームズ・キャメロン監督が「世界で最低20億ドルを稼がなければ元が取れない」と語ったこの作品は、予想をわずかに下回る滑り出しとなった。
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デッドライン(Deadline)によるとこの映画は、全米4202カ所の劇場で公開され、15日の先行上映で1700万ドル、16日は3600万ドル、17日土曜日に4450万ドルを売り上げた。ハリウッド・レポーターによると海外での売上は3億100万ドルに達したとされる。

アバター2は当初、初週の週末に米国で最大1億7000万ドルを売り上げると予想されていたが、デッドラインは16日金曜日にその見通しを1億3000万ドルから1億5000万ドルに引き下げていた。

USニューズ&ワールド・レポートの18日の記事によると、今年の映画のオープニングチャートの首位は、初週の週末に1億8740万ドルを記録した「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」になる見通しで、アバター2は、3月に公開された「THE BATMAN-ザ・バットマン」と並ぶ4位になると予想されている。
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ゾーイ・サルダーニャやサム・ワーシントン、シガーニー・ウィーバー、スティーブン・ラングらが出演するアバター2の公開初日(先行上映を含む)の売上は、2009年に公開された1作目の初日の売上2670万ドルの約2倍を記録した。

13年前に公開された初代アバターは、全世界で約30億ドルという歴代トップの興行収入を記録した。今回のアバター2も長期的には成功が予測されており、デッドラインは、プレセールス(前売り券の販売額)の20%が今週末以降の上映分であり、平均的なマーベル映画のプレセールスの5%を大幅に上回っていると報じている。

この作品は映画ファンからも支持されており、映画の格付けレポートのCinemaScoreの調査ではA評価を獲得した。アバター2をIMAXなどのプレミアムなフォーマットや、3Dシアターで観た人の割合は62%に達している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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