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2022.12.27

世界一の起業家を選ぶ大会への出場権は誰の手に?「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2022 ジャパン」開催

写真左から、EVモーターズ・ジャパン 代表取締役社長/CTO 佐藤裕之、Sansan 代表取締役社長/CEO 神山まるごと高等専門学校 理事長 寺田親弘(代理)、unerry 代表取締役社長/CEO 内山英俊、マザーハウス 代表取締役兼チーフデザイナー 山口絵理子、SHIFT 代表取締役社長 丹下 大、ローツェ 取締役相談役 崎谷文雄、ウェルネット 代表取締役社長 宮澤一洋、KeePer技研 代表取締役会長兼CEO 谷 好通、星野リゾート 代表 星野佳路(代理)、アリーナ 代表取締役社長 高山慎也

2022年12月8日、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2022ジャパン」のアワードセレモニーが開催された。今大会は、23年6月にモナコで行われる「EY World Entrepreneur Of The Year」の日本代表を決するものである。


「EY World Entrepreneur Of The Year(以下、WEOY)」は、アントレプレナーの努力と功績を表彰する国際的なアワードとして01年から開催されてきた。毎年、世界約60カ国から代表が集まり、そのなかから世界ナンバーワンのアントレプレナーが選出される。

22年12月8日に東京ステーションホテルで開催された「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2022ジャパン(以下、EOY 2022 Japan)」は、23年6月にモナコで行われるWEOYの日本代表を決する大会だ。

WEOYを実施しているEY(アーンスト・アンド・ヤング)は、アシュアランス、コンサルティング、法務、ストラテジー、税務およびトランザクションのサービスを展開するグローバルネットワークである。「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」をパーパスに掲げて、世界150カ国以上でクライアントの成長や変革を支援している。

日本代表にノミネートされたアントレプレナーとは


「EOY 2022 Japan」では、3つの部門に合計で10名のアントレプレナーがノミネートされた。

『Master Entrepreneur Of The Year 部門』

●業界や市場を代表する存在で、社会に長期的価値をもたらしていること
●すべてのアントレプレナーのロールモデルとなる存在であること
●海外で企業活動を展開し、グローバルな影響力を有すること
●ビジネスモデルの競争優位性・技術力・マーケティング力が国内外で注目されていること

<受賞者>
・星野リゾート 代表 星野佳路(記事はこちら

『Exceptional Growth 部門』

●事業を成功に導き、注目度が高まっている、あるいは注目されている存在であること
●後進のアントレプレナーのロールモデルとなる存在であること
●海外で一定の影響力を有し、さらなる展開・拡大を予定していること
●革新的な技術やビジネスモデルによって事業を展開し、成果を挙げていること
●著しい成長を遂げた、あるいは成長途上であり、今後さらなる成長が期待されるアントレプレナー

<受賞者>
・unerry 代表取締役社長/CEO 内山英俊(記事はこちら
・Sansan 代表取締役社長/CEO 神山まるごと高等専門学校 理事長 寺田親弘(記事はこちら
・マザーハウス 代表取締役兼チーフデザイナー 山口絵理子(記事はこちら

『Regional Vitalization Leader 部門』※2022年より新設

●地域で実績を挙げ、さまざまな貢献をもたらしていること
●地域発の新たな価値、唯一無二の価値などを創出し、日本や世界へ影響を及ぼしていること
●伝統とイノベーションの融合により、日本や世界に誇れる技術力やビジネスモデルを有し、持続可能な経営を実現していること
●地域に雇用を生み出し、コミュニティと共に成長を続けることで長期的価値をもたらし、地域社会を創っていること

<受賞者>
・北海道地区代表/ウェルネット 代表取締役社長 宮澤一洋(記事はこちら
・東北地区代表/アリーナ 代表取締役社長 高山慎也(記事はこちら
・東海地区代表/KeePer技研 代表取締役会長兼CEO 谷 好通(記事はこちら
・関西地区代表/SHIFT 代表取締役社長 丹下 大(記事はこちら
・中国地区代表/ローツェ 取締役相談役 崎谷文雄(記事はこちら
・九州地区代表/EVモーターズ・ジャパン 代表取締役社長/CTO 佐藤裕之(記事はこちら

誰が、何を重要視して、日本代表を選考するのか


日本代表選考委員は、下記のメンバーで構成されている。

選考委員長
・経営共創基盤(IGPI) IGPIグループ会長 冨山和彦

選考委員(氏名50音順)
・経済産業省 経済産業政策局 産業創造課 新規事業創造推進室長 石井芳明
・一般社団法人日本ベンチャー学会 会長 東京大学大学院工学系研究科 教授 各務茂夫
・ティーケーピー 代表取締役社長 EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2017 ジャパン 日本代表 河野貴輝
・エアウィーヴ 代表取締役会長 兼 社長 EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2016 ジャパン 日本代表 高岡本州
・Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長 谷本有香
・CVCキャピタルパートナーズ日本法人 最高顧問 武田薬品工業 社外取締役 ボストン・サイエンティフィックコーポレーション 社外取締役 日本オラクル 取締役会長 藤森義明
・B Dash Ventures 代表取締役社長 日本ベンチャーキャピタル協会 常務理事 渡辺 洋行


選考において重視されるのは、「Long-term value(長期的価値)を追求し、実現していること」だ。具体的な基準として4つの軸が設定されている(詳しくは過去の記事をご参照)。

傷の多さと深さがアントレプレナーの体躯を強くする


コロナ禍によって過去2年間はオンライン開催となってきたが、「EOY 2022 Japan」は3年ぶりのリアル開催となった。そのことを祝うかのように雅楽師の東儀秀樹、作曲家・アレンジャー・ピアニスト・キーボーディストのKeikoによるオープニングアクトでアワードセレモニーは華やかにスタートした。

続く主催者挨拶で、EY Japanチェアパーソン兼CEOの貴田守亮は言った。

「アントレプレナーとしてのストーリーをつぶさに見ていくと、華やかさの裏には数々の挑戦、そして傷跡があるとわかります。どのような世の中であっても挑戦を続けていくアントレプレナーこそが、社会を変えていきます。そうしたアントレプレナーを迎え、讃えてくれるのが(WEOYが開催される)モナコです。その場で、自身の想い、日本の力をアピールすることができるのは、どなたになるのでしょうか。私としましては、(ノミネートされた10人の)皆さま全員を日本を代表するアントレプレナーとして世界に発信していきたい想いです」

EY Japanのトップに相応しい愛のある言葉だった。Forbes JAPANは、16年から執行役員 Web編集長の谷本有香が選考委員を務めてきた。20年からはメディアパートナーとして、ノミネートされたアントレプレナーたちの取材を重ねてきた。それぞれの記事においては、会社や事業を創り出してきた人間の奥底にある熱源にスポットを照射してきた。

アントレプレナーとは、会社や事業を創り出す人のことである。すなわち、行動する人のことであり、物事を為す人のことである。物事を為すためには、ゼロどころか、ときにはマイナスからのスタートになることもある。それでも、勇気をもって踏み出していく。いかなる知識や智慧を抱えていても行動に転化しない限りは無意味であるからだ。

アントレプレナーのストーリーを掘り起こしていくと、EY Japanのトップが語ったとおり、華やかな言葉だけでは語り尽くせない日々を過ごしてきたと思い知らされる。傷の多さと深さがアントレプレナーの体躯を力強いものにしているのだ。

そうした意味において、毎年増えていくアルムナイ(日本代表を含む歴代受賞者)は、業界は違えども戦友のようなものだ。業界が違うからこそ、深く語り合えることがあり、そのなかで気づきや学びがある。

3年ぶりのリアル開催となった「EOY 2022 Japan」は、単に表彰のセレモニーが行われただけではない。昼食・歓談の時間があり、「EOY Alumni Summit 〜Rise to Challenge〜 produced by Forbes JAPAN」と題したトークセッションも催された。会場には01年から21年までの歴代のアルムナイも参加しており、トークセッションでは「ステークホルダーキャピタリズムをどのように捉えるか」といった今日的なテーマで活発な意見交換が行われた。


トークセッション「EOY Alumni Summit 〜Rise to Challenge〜 produced by Forbes JAPAN」の様子。(左)Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長の谷本有香、(右)EY Japan マネージング・パートナー/マーケッツ 兼 EY Japan チーフ・サステナビリティ・オフィサーの瀧澤徳也

選ばれた日本代表は「WEOYでトップを目指す」と約束


表彰は、部門大賞から始まった。「Regional Vitalization Leader部門」の大賞に輝いたのは、SHIFT 代表取締役社長の丹下 大だ。SHIFTは、ソフトウェアのテストや品質保証を手がけている。

「SHIFTは、見つけたバグの数で世界を救ってきました。私自身は、経営という仕事が天職だと思ってここまでやってきました。現在は母校である京都大学の後輩たちに対して、時間をかけてアントレプレナー教育を行っています。ベンチャーに向けてペイフォワードファンドも立ち上げています。意義のある仕事ができていると感じているなか、今回のような賞をいただけたことは非常に光栄です」

「Exceptional Growth部門」の大賞は、Sansan 代表取締役社長/CEO 神山まるごと高等専門学校理事長の寺田親弘に決定した。

「辛いことはたくさんありますが、起業はいいものだなと思っています。最初のきっかけは、野心です。それがエネルギー源となり、人を巻き込み、自分も成長して、いつしか野心が志に変わっていきました。私自身、何かを為したつもりは全くありません。いまはまだ挑戦の最中と捉えて日々、取り組んでいます。このような賞をいただけて、神山まるごと高等専門学校の子どもたちにも誇らしい気持ちです」

そして、23年6月にモナコで開催されるWEOYの日本代表には、星野リゾート 代表の星野佳路が選ばれた。ステークホルダーツーリズムといった新しい概念を世界に発信している彼は、出張中の米国ネバダ州からリモート出演で受賞の辞を述べた。

「危機が訪れたときにこそ、アントレプレナーの実力が問われます。コロナ禍は、観光産業をヒットしました。そのなかで私に貢献できたことがあるとするなら、それはマイクロツーリズムを提唱したことでしょう。このような賞を観光分野から頂戴できたことを大変に感謝しています。日本代表として選ばれたからには、WEOYでトップを目指していくことをお約束します。利益を平等に分配するステークホルダーツーリズムであったり、事業者も観光客も環境に対して責任を果たすことであったり、新しい観光モデルの方向性を日本発で示していきたいと思います」



星野リゾートの星野佳路には、EOY 2021 Japanの日本代表として22年の6月にモナコの舞台に立った旭酒造 会長の桜井博志から「日本の文化、社会、経済をアピールして、日本が誇るものをモナコで見せていただきたい」という言葉と共に日本の国旗が渡された。

モナコの舞台で星野は世界に向けて何を訴えるのか。いまから楽しみで仕方がない。


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EOY Japan 2022代表 星野リゾート 星野佳路氏の記事を読む
EOY Japan 2021代表 旭酒造 桜井博志氏の記事を読む

Promoted by EY Japan | text by Kiyoto Kuniryo | photographs by Shuji Goto | edit by Akio Takashiro