ロンドンでサステナブルな移動が増加、サイクリングは40%増

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ロンドン交通局が発表した年次報告書「ロンドンでの移動(Travel in London)」のデータによると、ロンドンではウォーキングとサイクリングのブームが続いており、サイクリングはパンデミック前と比べて40%高い水準になっていることがわかる。

質の高い自転車専用道路から400m以内のところに住む人の数はほぼ2倍になっている、と報告書には書かれている。

パンデミック前と比べて一般的に通勤者が少なくなったにもかかわらず、2022年秋の平日のサイクリングは、パンデミック前と比べて20~25%ほど増えた。週末になると90%増になるという。

徒歩は、多くの人々にとって、ロンドンにおける主たる移動手段であり続けている。パンデミック前は、ロンドンでの移動の約35%は徒歩だった。2022年4月~9月までの最新データでは、徒歩で移動する人の割合は41%に達している。

ロンドン交通局の最高顧客および戦略責任者を務めるアレックス・ウィリアムズ(Alex Williams)は、次のように述べる。「ウォーキングとサイクリングは、よりサステナブルなロンドンの未来にとって絶対に欠かせないものだ。自転車や徒歩で移動する人の数が引き続き大幅に増加していることを示すこの新しいデータを見ることは、非常に心強い」

レンタル自転車を提供するサンタンダー・サイクルズ(Santander Cycles)は、パンデミックのさなかに、過去最高のレンタル件数を記録した。また、2022年9月下旬時点では、パンデミック前の水準と比べて11%高いレンタル件数を記録した。2022年のこれまでのレンタル件数は1090万件で、2021年の同時点を76万2500件上回っている。

forbes.com 原文

翻訳=ガリレオ

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