アップルが選ぶ今年のアプリに「盛らないSNS」ビーリアルが選出

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アップルは11月28日、2022年のベストアプリとゲームを発表した。同社のエディトリアルチームは「世界のユーザーに卓越したエクスペリエンスを提供し、文化的に深い影響を与えた」とされる16のアプリを挙げている。ここではその中から最も注目度が高い4タイトルを紹介する。

今年のiPhoneアプリ「BeReal」


BeReal(ビーリアル)は、ユーザーが1日に1回 、フィルターなしの写真を投稿するSNSアプリだ。ベストな自分を見せるのではなく、ありのままのリアルな姿を友人と共有するこのアプリは「盛らない写真共有アプリ」として話題を呼んだ。

BeRealがユニークなのは、毎日異なる時間に自分の写真を撮って、2分以内に共有するよう求める通知が届く点。端末に保存した写真や別のアプリで加工した写真は投稿できない仕様になっている。フィルターで加工しない写真を共有するこのアプリは、インスタグラムで自分の最も魅力的な瞬間だけをシェアしている人々に、新鮮な衝撃を与えている。

今年のiPadアプリ「GoodNotes 5」


iPadをパワフルなドキュメント管理マシンに変えるのがデジタルノートアプリのGoodNotes 5だ。iPad向けの手書きノートツールとして絶大な支持を誇るこのアプリは、作成した書類をフォルダやカテゴリに分類し、効率的に管理できる。同種のアプリは様々なものがリリースされているが、アップルはGoodNotes 5を「クラス最高のApple Pencilに対応するアプリ」と呼んでいる。

今年のApple Watchアプリ「Gentler Streak」


Apple Watchのベストアプリには、フィットネストラッカーのGentler Streakが選ばれた。健康的なライフスタイルを提案するこのアプリは無料でも利用可能だが、有料版では毎日の推奨ワークアウトが届き、活動状況をグラフで視覚的に管理できる。ワークアウトの種類は100以上に及び、ランニングやサイクリングだけでなく、家事などの記録も可能となっている。

今年のiPhoneゲーム「Apex Legends Mobile」


今年を代表するiPhoneのゲームアプリには、エレクトロニック・アーツ社の「Apex Legends Mobile」が選ばれた。家庭用ゲーム機やPCプラットフォームでも人気のバトルロイヤルゲーム「Apex Legends」を、スマホ向けに最適化したこのアプリについてアップルは、「テンポの早いバトルロイヤルゲームをiPhoneプラットフォーム上にもたらした」と述べている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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