一部のユーザーはタンパックスが生理になる人を「性的対象にした」と非難している。
タンパックスは21日に「あなたは彼らのDMの中にいる。私たちは彼らの中にいる。私たちは同じではない」と投稿した。ツイッターによると、#BoycottTampaxのハッシュタグを使ったツイートは8000件以上送信され、米国内でのトレンドにランクインしたという。
Gizmodoは、この投稿について、「月経を経験する人々の体を性的対象にしている。多くの人は12歳ぐらいで経験するが、8歳ぐらいから生理が始まる人もいる。彼らは男性をターゲットにしたジョークを投稿した」とタンパックスを批判する記事を掲載した。
一部のユーザーは、タンパックスがこの投稿で、性別を表す代名詞を使って直接的に女性に言及していないことを非難した。一方で、インクルーシブな姿勢で不快な内容のツイートを行った同社を嘲笑する人もいた。
また、この投稿を女性蔑視や反女性的だと感じた人は、トランス女性を女性と認めないTERFSと呼ばれる過激なフェミニスト集団の思想に感化されていると主張するユーザーもいる。
フォーブスは、タンパックスの親会社のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)にコメントを求めている。
米国ではここ最近、ジェンダーに関する姿勢で非難を浴びる企業が増えている。先月は、コスメ専門店大手の「アルタ・ビューティ」が、TikTokで人気のトランスジェンダーのクリエイターDylan Mulvaneyを自社のポッドキャストに起用したところ「トランスの女性として幸せに生きられる」という彼女の主張が、女性差別的だとする声が相次ぎ、「#BoycottUlta」のハッシュタグがトレンド入りした。
しかし、この騒動がアルタ・ビューティのビジネスに影響を与えたかどうかは定かではない。美容ブランドのエスティ ローダーも、トランスの従業員をキャンペーンに起用したことで、ボイコットの声に直面していた。
(forbes.com 原文)