これは、キヤノンマーケティングジャパンが10月に行ったWeb調査です。全国の20歳から69歳で、末っ子が6歳以上19歳未満という「先輩パパ・ママ」を対象に実施されました(サンプル数500件)。これによると、撮っておけばよかった子どもの表情は、おねむ、びっくり、困った、怒ったといった、「撮影用」の笑顔ではない日常的なものが上位を占めています。
実際に撮影できたものでは、笑顔が9割。続いて寝顔、泣き顔、真顔となります。これらは、子どもが比較的じっとしているときなので撮影しやすいのでしょう。反対に、子どもが怒ったり驚いたりしているときは、親がなだめたり驚いたり、子どもといっしょに行動していることが多く、写真を撮ろうなんて思いもしません。
撮っておけばよかったシーンでは、家事や料理中、兄弟げんか、親子で遊んでいるところなどが上位を占めています。これもまた、親が子どもにかかりっきりで、撮影どころではない状態です。プロのカメラマンじゃあるまいし、ずーっと第三者目線でカメラを構えているわけにいかず、こうした貴重な場面を写真に残せないのは、子どもに寄り添う親の宿命です。
そこで同社が提案しているのが自動撮影カメラ「PowerShot PICK」。キヤノン独自のアルゴリズムにより、人の顔を自動で認識して、顔の位置や大きさに基づいて構図も自動調整するというカメラです。静止画と動画が撮影でき、おすすめのショットを自動で抽出もしてくれます。
またキヤノンマーケティングジャパンは、「先輩パパ・ママが大後悔! みんなの撮っときゃよかった展」を東京都渋谷区の道玄坂ハッピーボードで11月20日まで開催中です。パパとママが撮り損なって後悔しがちな子どもの寝顔、驚き顔、泣き顔、料理中などの写真が展示されています。キヤノンのWebサイト「撮っときゃよかった〜アルバム」でも、子どもたちの決定的瞬間の写真と、シチュエーションごとのPowerShot PICKを使った撮影のコツが公開されています。
子どもが無邪気にピヨピヨしている間は、長い人生の中のほんの一瞬。だからって常にカメラを構えているわけにもいかず。撮り損なったとしても、しっかり子どもと時を過ごした証拠だから後悔には及びません。ちゃんと記憶には残っているはず。とは言え、自動撮影カメラとか、やっぱりあったらいいよね。