体験型ドリップコーヒーとは、自然の映像を見ながらコーヒーを楽しむことで、リラックス効果を高めるというもの。自然の映像とコーヒーとの組み合わせは、すてきなじかん、村田製作所、ヘルスケアサービスを提供するMEETSHOPとの合同による実験から得られた結果です。
実験では、1カ月半をかけて20代から50代の男女8名を対象に、甘い物を食べる、絵を鑑賞する、地面に素足で立つ、鼻歌を歌うなど20種類以上のシチュエーションでコーヒーを飲んでもらい、リラックスしている状態を示す副交感神経優位の状態を疲労ストレス計でチェックしました。
その結果、ほどんどのシチュエーションで副交感神経が優位になり、コーヒーにリラックス効果があることが示されました。自身に合った最適な環境で飲むことで、コーヒーのリラックス効果を大きく引き出せるということです。ところが、その最適な環境は人によって異なり、全員にとって等しくリラックス効果が得られるシチュエーションは特定できませんでした。
しかし「自然の映像を見ながら」というシチュエーションは相対的に高い効果が見られたことから、自然の映像で追加実験を行ったところ、滝の映像ではかえって交感神経が優位になってしまう人がいたり、有音と無音とでは有音のほうが効果が高いことなどが判明し、結論として、自然の映像の中でもリラックスに適したものを選ぶこと、そして視覚だけでなく聴覚でも自然を感じることが重要だとわかりました。
それをもとに開発されたのが、体験型ドリップコーヒー『自然のじかん』です。「珈琲×自然=リラックス」をテーマにした、まったく新しい製品とのことで、12月が楽しみですね。