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2022.11.16 17:15

ココナラ、月次案件に人材紹介 競合優位性はどこに

スキルのシェアリングサービスなどを手掛けるココナラが新規事業に乗り出す。11月16日、ITフリーランスを企業に紹介する「coconala Agent(ココナラエージェント)」を開始すると発表した。同日から事前募集を始め、2023年1月から事業をスタートする。

既存のサービスでは「単発型」でスキルの出品者と購入者をマッチング。匿名で副業ができることで人気を博し、現在40万人の出品者が登録している。新サービスでは、ココナラが、IT人材を欲する企業と契約を結び「月次稼働型」で働くことのできる「助っ人」を紹介する。

ココナラの新規事業

提供するのは、

・ITエンジニア
・デザイナー
・データサイエンティスト
・プロダクトマネージャー
・マーケター
・人事

の6業種。

より信頼性のある人材を紹介できるよう、求職者は実名登録が必要で、ココナラ側で面談も行う。またクライアント企業の間に立ち、報酬の交渉なども担うという。

中堅、大手企業のプロジェクトにも入ることのできる人材を確保し、ココナラ経済圏の拡大が狙いだ。

すでに同様のエージェントは存在するが、競合優位性の一つは「評価」。

例えばココナラエージェントで、企業のプロジェクトのエンジニア案件を請け負い、そこで得た評価をココナラで活かし仕事を獲得する。双方のサービスの評価が職務経歴書の代わりになるのだ。

新サービスの担当者である平野素(ひらのもと)氏は、16日の記者発表で次のように事業の狙いを話した。

「企業が4〜5社のエージェントを使うのは当たり前になっています。ただ、エンジニアやデザイナーなど特定の業種に特化しているところが多い。6業種を提供することで、『いろんなことに困ったときはココナラエージェントに頼ろう』と思ってもらえる存在になりたい」

文=露原直人

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