既存のサービスでは「単発型」でスキルの出品者と購入者をマッチング。匿名で副業ができることで人気を博し、現在40万人の出品者が登録している。新サービスでは、ココナラが、IT人材を欲する企業と契約を結び「月次稼働型」で働くことのできる「助っ人」を紹介する。
提供するのは、
・ITエンジニア
・デザイナー
・データサイエンティスト
・プロダクトマネージャー
・マーケター
・人事
の6業種。
より信頼性のある人材を紹介できるよう、求職者は実名登録が必要で、ココナラ側で面談も行う。またクライアント企業の間に立ち、報酬の交渉なども担うという。
中堅、大手企業のプロジェクトにも入ることのできる人材を確保し、ココナラ経済圏の拡大が狙いだ。
すでに同様のエージェントは存在するが、競合優位性の一つは「評価」。
例えばココナラエージェントで、企業のプロジェクトのエンジニア案件を請け負い、そこで得た評価をココナラで活かし仕事を獲得する。双方のサービスの評価が職務経歴書の代わりになるのだ。
新サービスの担当者である平野素(ひらのもと)氏は、16日の記者発表で次のように事業の狙いを話した。
「企業が4〜5社のエージェントを使うのは当たり前になっています。ただ、エンジニアやデザイナーなど特定の業種に特化しているところが多い。6業種を提供することで、『いろんなことに困ったときはココナラエージェントに頼ろう』と思ってもらえる存在になりたい」