ビジネス

2022.11.15 09:00

富山にサステナビリティ複合施設「トトン」開設 コワーキングスペースも


アップサイクル家具が並ぶ「コワーキングフロア」


2階に上がってすぐのスペースにあるのは、広い「コワーキングフロア」。Wifiや電源、コピー機も完備されていて、個人または法人として利用できます。利用時間は、会員は7:00〜18:30、非会員は10:30~18:30です。

並んでいるのは、アップサイクルされた独創的な家具ばかり。ここで作業をしたら、新しいアイデアがムクムク浮かんできそうです。





このエリアには、イベントスペースもあります。登壇者はここに座って話すこともできるようです。



トトンの立ち上げに参加している、富山で和箪笥のアップサイクルを行う「家’s」の伊藤さんのお気に入りは、イベントスペースに腰かけた時に見える、この風景だそうです。天井からの光と緑の色彩が心地よい空間になっています。



ここならではの雰囲気で写真撮影ができる「フォトスタジオ」


コワーキングフロアの奥には、プロのカメラマンが常駐するフォトスタジオがあります。事前予約することで、カメラ機材を含めスタジオの利用が可能。プロのフォトグラファーが常駐しているので、心強い限りです。



富山のおいしいものを朝から満喫!「トトンKITCHEN」




同じく2階にある「トトンKITCHEN」は、午前7時から「朝食倶楽部」として営業しているカフェ食堂です。イチオシのメニューは、富山県魚津市の老舗料亭「浜多屋」のシェフがプロデュースしている、トトンの朝定食。メインの焼き魚は富山で水揚げされた魚を使用し、副菜にも県産野菜をふんだんに使うなど、地産地消を意識した献立。



器やお盆にもサステナビリティへの配慮がされ、B品やデッドストック品、端材を使い職人さんが作ったお盆が使われています。



昼は地元の老舗焼き肉店が本気で作るハンバーグと本格コーヒーを出す店になる予定。食品ロス削減を意識したメニューも開発中だとのこと。

トトンは、富山の老舗家具屋である米三が、家具屋として直面してきたゴミ問題への解決策を考える中で生まれました。そのため「捨てる」考えを捨てさせてくれるようなアイデアが詰まった場所になっています。

【参照サイト】トトン


※この記事は、2022年11月にリリースされたCircular Economy Hubからの転載です。
(上記の記事はハーチ株式会社が運営する「Life Hugger」からの転載記事を一部改編したものです)

文=曽我美穂

ForbesBrandVoice

人気記事