同社が11月1日に発表したリリースでは「今後も大きく引き上げられる予定の電気・ガス代など、コスト上昇圧力が解消される望みは当面薄いなか、来年2~3月をピークに『値上げラッシュ』が再来する可能性が高い」とした。
11月からは、焼肉のタレやだし、マヨネーズなどの調味料価格が上がるほか、パック牛乳やヨーグルト製品、乳幼児向けの粉ミルクなど乳製品が一斉に引き上げられる。背景には、飼料価格の高騰により、飲用、発酵乳用途向けの生乳取引価格、ホエイなど輸入原料乳価格が上昇したことがある。
帝国データバンクはリリースで「高まりつつある消費者のインフレ実感は、11 月以降の日配品の値上げにより一気に鮮明化するとみられる」とコメント。
ただ、単月の値上げは 833品目で年間で最も多かった10月の約1割にとどまり、年内の「値上げラッシュ」はピークを過ぎたという。