ビジネス

2022.10.26

「サステナブル」企業の最前線! 3つの重要キーワード別 TOP20

イラストレーション=ブラティスラフ・ミレンコビッチ


人的資本ランキング TOP20


1位 リクルートホールディングス

スコア:86.3

リクルートグループの持ち株会社。2022年3月期の連結決算売上高は2兆8717億円(前年比26.5%増)。営業利益は3789億円(同132.7%増)、純利益は2968億円(同125.9%増)。

評価ポイント:2021年4月時点の上級管理職女性比率は21%。30年度にジェンダーパリティを達成することを目指す。21年4月の会社統合で人事制度を改訂し、リモートワークの拡大を含めて、より柔軟に働き方を選べる制度へと進化させた。

2位 三井物産

スコア:83.9

三井グループの大手総合商社。2022年3月期の連結決算売上高は11兆7576億円(前年比46.8%増)、純利益は9147億円(同172.7%増)。

評価ポイント:若手社員の海外派遣制度やハーバードビジネススクールと提携した専用プログラムなど、経営を支える人材育成に積極的。新たな職務への挑戦を後押しする制度やグローバルタレントマネジメントシステムの導入などで適材適所の実現を目指す。

3位 三菱商事

スコア:81.5

三菱グループの大手総合商社。2022年3月期の連結決算売上高は17兆2648億円(前年比34.0%増)、純利益は9375億円(同443.3%増)。

評価ポイント:「経営人材育成」「管理職のリーダーシップ強化」「社員の自律的成長機会の提供」を目標にした体系的な人材育成プログラムを推進。国内外のグループ企業社員を対象に実施しており、グループの総合力を底上げしている。





ダイバーシティ度ランキング TOP20


1位 LIXIL

スコア:80.0

建材・設備機器と住関連サービスを提供。2022年3月期の連結決算売上高は1兆4286億円(前年比3.7%増)。営業利益は695億円(同93.8%増)、純利益は486億円(同47.1%増)。

評価ポイント:組織文化としてインクルージョンを重視。2030年までに取締役および執行役女性比率50%、全世界の管理職に占める女性比率30%、国内新卒採用の男女同率などを目標に掲げる。22年3月期の新卒採用者に占める女性比率は53.8%。

2位 ゆうちょ銀行

スコア:78.6

日本郵政グループの金融機関。2022年3月期の連結決算売上高は1兆9776億円(前年比1.5%増)、経常利益は4909億円(同24.5%増)、純利益は3551億円(同26.7%増)。

評価ポイント:ダイバーシティ推進部を設置し、本社や各エリア本部など全ての組織でダイバーシティ・コミッティ活動を展開。女性管理職比率は16.6%(2022年4月時点)。管理職の視点を育成する施策「ゆうちょイクボス宣言」で人材教育にも注力。

3位 日本電産

スコア:78.3

総合モーターメーカー。2022年3月期の連結決算売上高は1兆9182億円(前年比18.5%増)。営業利益は1715億円(同7.2%増)、純利益は1369億円(同12.2%増)。

評価ポイント:「多様性」を競争力の源泉および今後のサステナブルな成長の重要基盤に据え、女性活躍を推進。日本電産単体の2020年度の女性従業員比率は20.6%、女性管理職比率は5.7%。取締役10人のうち4人が女性(社外取締役)。




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編集=瀬戸久美子 解析=サステナブル・ラボ

この記事は 「Forbes JAPAN No.100 2022年12月号(2022/10/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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