その結果、質より価格という人が多く、なんと10万円以下で購入した人が19.7%もいた。続いて多かったのが75~100万円の15.7%で、このあたりの層は、ある程度質も求めての購入だと思われる。
ただ中古車の購入は、中古車販売店が33.7%とトップで、続いてディーラーとなっており、安いなかでもある程度、信頼性と質のよさを求めているのかもしれない。
購入車両は軽自動車が圧倒的で36%を占め、ファミリー層に人気の高いミニバン・ワンボックスは10.3%の3位という結果だった。
現在、新車市場は部品不足により注文しても数カ月待たされるのが当たり前。その点中古車であれば、すぐに手に入るし、意外と質のいいクルマもかなり出回っている。円高で材料費高騰となり、新車価格が上昇するとますます中古車市場が活況になるかもしれない。
文=飯島範久