30U30

2022.10.17

やらない理由を探すのではなく「見る前に跳べ」|暦本純一

30U30のアドバイザリーボートを務めた暦本純一


長期の視点でいえば、今はメタバースが話題になっていて、オンラインの仮想世界を通じてグローバルに仕事ができるようになる一方で、我々が実際に住んでいるリアルワールド、たとえば道路や景色、空気感などのすばらしさを見直すことも大事だと考えています。

我々はスーパーローカルと呼んでいますが、リアルにはそこに行かないと絶対に分からないことや、絶対に食べられないものなど、その場所でしか得られない価値があります。

そのスーパーローカルと、場所に関係なく仕事ができるオンラインのスーパーグローバルが融合する未来になったときに、社会はどうなるのだろうと興味がありますね。



──U30の世代に向けて、メッセージをお願いします。

やりたいことがあると言いながら、環境が悪い、上司が認めてくれない、予算がないなどとやれない理由を探す人がいますが、やれない、やらない理由を言っている間は何も達成できません。とにかくはじめてしまった方がいいと思います。

やらない理由は世の中にたくさんあって、それを探し出すと永遠にできなくなってしまうので、興味を持ったらどんどん突き進んでいってほしいと思います。やってみると、できないと思い込んでいただけで、意外と突破できたということもありますし、何かをはじめている人ならまわりも応援してくれると思います。

文=三ツ井香菜 取材・編集=田中友梨 撮影=小田光二

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