初の自社製Google Pixel WatchはFitbit連携で健康管理も得意

グーグルによる独自のWear OS 3.5を搭載するスマートウォッチ「Google Pixel Watch」


小気味よい操作性。1日持つバッテリー


Pixel Watchはディスプレイのタッチ操作のほか、ケースの側面に配置する触覚式リューズとサイドボタン、内蔵マイクを使ったGoogleアシスタントによる音声操作にも対応する。筆者は特にGoogleアシスタントによる応答の小気味よさに感心した。

同日発売を迎えたGoogle Pixel 7シリーズのスマートフォンは、グーグルが独自に設計・開発するGoogle Tensor G2チップを搭載するが、Pixel Watchのメインチップはサムスン製のExynos 9110だ。タッチスクリーンやボタンによる操作も応答性能は十分に確保されており、力不足は感じない。


バッテリーの消費スピードがやや速くなるが、Pixel Watchにはスクリーンを常時点灯する機能もある

バッテリーは公称スペックによるとフル充電から最大24時間のスタミナを実現している。スクリーンの常時表示や明るさ設定、さまざまなタスクによる負荷のかけ方によっても「バッテリー持ち」は異なってくるものだが、筆者が数日間試した限りではほぼスペック通りの性能が期待できそうだ。専用の磁気充電アダプターを使って就寝前後にチャージする習慣は身につけたい。

Google PayやSuicaの利用に対応


Pixel Watchの利用にはAndroid 8.0以上のデバイスが必要になるが、スマートフォンはグーグル純正のPixelシリーズに揃えなくてもいい。

Pixel Watchは日本で広く普及する非接触ICカード技術方式のFeliCaに対応した。Wear OSを搭載するスマートウォッチでも、ようやくGoogle Payによるタッチ決済が使えるようになる。Suicaによる運賃の支払い、対応する商店・自販機での買い物も可能だ。


Pixel WatchはWear OS搭載のスマートウォッチとして初めてSuicaの利用に対応した
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編集=安井克至

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