ということで、日本から国内外に向けて発信される情報は、いつも以上に世界からも注目度が高い。そんな中、先週は3つの面白いニュースが報道された。
1つは、モータースポーツに関わる内容で、開業したばかりの「富士スピードウェイホテル」と「ミュージアム」の内覧会。2つめは、東京都の小池知事による電気自動車シリーズ「フォーミュラE」の日本開催の発表。そして3つめに、アルピーヌA110Rという特別仕様車の発表会もあった。
10月4日、小池都知事はフォーミュラE オペレーションズのCEOジェイミー・ライグルと、東京での「フォーミュラE」開催の締結式を行った。
一般的に言うと、日本ではF1以外のモータースポーツは集客に苦労したり、自動車は若者離れと言われていたり、しかも、スポーツカーへの関心は下火になる中で、日本での最高のモータースポーツ・イベントであるF1決勝の開催に合わせて発表したことは、宣伝効果が抜群のタイミングといえそう。その相互効果に勝るものはないだろう。
富士スピードウェイホテルは、ハイアットのコレクションブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」の日本初上陸となるホテルで、トヨタ不動産とハイアットとの運営受託契約により、ハイアットにより運営される。
スピードウェイホテルの部屋から富士スピードウェイの最終コーナーを含む第3セクターや富士山を間近に見られるのがウリだろう。富士山と富士スピードウェイの間に位置するため、富士山ビューとサーキットビューの部屋に大きく分かれる。何より、レースカーが最終コーナーを攻めているのを間近で、しかもベッドから眺めるなんて、なんと贅沢な気分だろうと思った。
サーキットビューの部屋(上)眼下にはサーキットの全景が広がる(下)