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2022.10.09 12:00

日本でのF1開催に合わせ相乗効果を考えた3つの目玉イベント

富士スピードウェイホテルに併設のミュージアム

皆さんがちょうどこの記事を読むのは、日本F1グランプリが鈴鹿サーキットでスタートする頃ではないだろうか。先週、メディアでも話題になっていたけど、3年ぶりに開催する同F1レース、実は10万人の観客席は満席状態となっている。レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手のチャンピオン獲得が掛かっているレースでもあり、いつも以上に今回の決勝に対する関心が高い。

ということで、日本から国内外に向けて発信される情報は、いつも以上に世界からも注目度が高い。そんな中、先週は3つの面白いニュースが報道された。

1つは、モータースポーツに関わる内容で、開業したばかりの「富士スピードウェイホテル」と「ミュージアム」の内覧会。2つめは、東京都の小池知事による電気自動車シリーズ「フォーミュラE」の日本開催の発表。そして3つめに、アルピーヌA110Rという特別仕様車の発表会もあった。

小池都知事
10月4日、小池都知事はフォーミュラE オペレーションズのCEOジェイミー・ライグルと、東京での「フォーミュラE」開催の締結式を行った。

一般的に言うと、日本ではF1以外のモータースポーツは集客に苦労したり、自動車は若者離れと言われていたり、しかも、スポーツカーへの関心は下火になる中で、日本での最高のモータースポーツ・イベントであるF1決勝の開催に合わせて発表したことは、宣伝効果が抜群のタイミングといえそう。その相互効果に勝るものはないだろう。

富士スピードウェイホテルは、ハイアットのコレクションブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」の日本初上陸となるホテルで、トヨタ不動産とハイアットとの運営受託契約により、ハイアットにより運営される。

ホテルの入り口の写真

スピードウェイホテルの部屋から富士スピードウェイの最終コーナーを含む第3セクターや富士山を間近に見られるのがウリだろう。富士山と富士スピードウェイの間に位置するため、富士山ビューとサーキットビューの部屋に大きく分かれる。何より、レースカーが最終コーナーを攻めているのを間近で、しかもベッドから眺めるなんて、なんと贅沢な気分だろうと思った。

窓の外にレース場

ホテルから見えるサーキット
サーキットビューの部屋(上)眼下にはサーキットの全景が広がる(下)
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文=ピーター ライオン

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