SkyDrive
調達額:96億円
調達先:SCSK / りそなホールディングス / スズキ / ペガサス・テック・ベンチャーズ・ジャパン / 三井住友信託銀行 / 三菱UFJ銀行 / 損害保険ジャパン / 日本化薬 / 日本発條 / 東京海上ホールディングス / 豊田鉄工 / 近鉄グループホールディングス / 関西電力
備考:シリーズCラウンド
空飛ぶ自動車である「AIR MOBILITY」の開発を行うスタートアップ。
「AIR MOBILITY」とは日本初の公開有人飛行試験に成功した空飛ぶ自動車である。
三次元の自由な移動によって空からの眺望を楽しみながら渋滞や満員電車のストレスから開放される。
クルマと同等レベルのサイズであり、機体価格も経済性に優れ、かつ電動によって環境性能も兼ね備えている上に、道路といった新たなインフラ整備が不必要である。
他にも航空機開発のノウハウを用いた安全な重量物運搬ドローンである「Cargo Drone」も提供している。
2022年7月には、世界最大級のスタートアップピッチコンテスト“スタートアップワールドカップ2022”日本予選にて優勝を果たした。
2022年9月、シリーズCラウンドにおいてSCSK、関西電力、近鉄グループホールディングス、スズキ、損害保険ジャパン、東京海上ホールディングス、豊田鉃工、日本化薬、日本発条、ペガサス・テック・ベンチャーズ、三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、りそなグループの計13社を引受先とする第三者割当増資と銀行融資により96億円の資金調達を実施。
これにより同社の累計調達額は約147億円となった。調達資金は事業基盤、経営基盤の強化に充当される見込みだ。
アストロスケールホールディングス
調達額:50億円
調達先:三菱UFJ銀行
備考:期間3年 / 中小企業基盤整備機構による革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度を活用
宇宙機の安全航行を目指し、スペースデブリ(宇宙ごみ、デブリ)除去サービスの開発に取り組むスタートアップ。シンガポールを本社拠点、日本をR&D拠点としている。
アストロスケールは、2013年の創業以来、軌道上で増加し続けるデブリの低減・除去策として、今後打ち上がる人工衛星が寿命を迎えたり恒久故障の際に除去を行うEOL、既存デブリを除去する為のADR、宇宙空間上での宇宙状況把握(ISSA)、稼働衛星の寿命延長(LEX)など軌道上サービスの実現を目指し技術開発を進めている。
2022年9月には三菱UFJ銀行と50億円の融資契約を締結した。
本調達は、中小企業基盤整備機構による革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度を活用した期間3年の融資契約だ。
今後は、スペースサステナビリティに関しての意識の高まりと共に増加する同社サービスに対する需要に応え、今回の融資契約を通じて開発を加速していく方針だ。