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2022.10.04 13:00

【9月第4週資金調達まとめ】空飛ぶ自動車を開発するSky Driveが96億円調達


EVモーターズ・ジャパン


調達額:12億3000万円
調達先:アイティーファーム / EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合 / FFGベンチャー投資事業有限責任組合第2号 / みずほリース / 三井住友信託銀行 / 山梨中銀SDGs投資事業有限責任組合
備考:シリーズCラウンド

商用EV車両の製造・販売を手がけるスタートアップ。

同社は、30年以上にわたって培ったリチウムイオン電池技術を応用させ、世界最高クラスの低電力消費率、長寿命、そして安全を兼ね備えた各種EVを開発している。

EUでは2035年にガソリン車の販売を事実上禁止にするという方針が明らかにされており、日本国内においても2035年までに乗用車の新車販売で電動車100%にする計画が発表されている。

このような情勢を踏まえ、同社は商用バスをはじめ、様々なEVを開発する。

2022年9月には、シリーズCラウンドにてアイティーファーム、EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合、FFGベンチャー投資事業有限責任組合第2号、三井住友信託銀行、山梨中銀SDGs投資事業有限責任組合より合計12億3000万円の資金調達を実施した。今回調達した資金は、国内商用EV量産組立工場の建設資金やEV市場のニーズに的確に応えるための試作車両・デモ車開発の研究費、組織体制の強化等に充当する予定だ。

Craif


調達額:-
調達先:三菱UFJ銀行
備考:借入限度額15億2000万円 / 実行可能期間付タームローン / 中小企業基盤整備機構の革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度を活用

尿検査を通じた早期のがん診断を目指す名古屋大学発のスタートアップ。

同社はがんの発症や進行、転移に重要な役割を果たすマイクロRNAに着目したがんスクリーニング検査「miSignal」を展開している。

既存のがん診断には、痛みを伴うものや精度の不十分なものが多かったが、尿検査による“痛みのない高精度ながん早期診断”によって、人々ががんで命を落とすことのない新たな社会の実現を目標にしている。

独自の技術により、尿中の微量なマイクロRNAを効率よく捕捉し、早期のがんリスクも高い精度で検出できるため、ユーザーは医療機関に尿を提供するだけで、気軽にがんのリスクチェックを行うことができる。

2022年4月にはSaisei Ventures、博報堂DYベンチャーズ、キリンホールディングス、NOBUNAGAキャピタルビレッジを引受先とする資金調達を実施しシリーズBエクステンションラウンドを完了。

同年9月には、三菱UFJ銀行と借入限度額15億2000万円の融資契約を締結した。これらの調達をもとに、「miSignal」で検査可能ながん種の拡大や、自宅完結型検査の開発を推し進める。

文=STARTUP DB

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