ビジネス

2022.10.01 11:00

次世代の大富豪はここから生まれる。暗号通貨ビリオネアランキング2022


13位 デビン・フィンザー アレックス・アタラ OpenSea
それぞれ22億ドル



NFT(非代替性トークン)のマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」の共同創業者。オープンシーは、利用者がNFTを作成・売買できるP2P(ピア・ツー・ピア)のプラットフォーム。18年に、NFT人気を見越してマーケットプレイスを立ち上げた。22年1月に133億ドルの評価額で資金調達できるまでに成長。それぞれ推定18.5%の株式を保有している。

15位 フレッド・アーサム Coinbase
21億ドル

暗号資産の運用に特化した投資会社「Paradigm(パラダイム)」の共同創業者兼マネジング・パートナー。米暗号通貨取引所「Coinbase(コインベース)」の共同創業者兼会長を経て、暗号資産の市場を活性化することを目的に、18年にパラダイムを立ち上げた。現在もコインベースの取締役を務めており、同社の株式を推定6%ほど所有している。

16位 キム・ヒョンニョン Upbit
19億ドル

韓国の大手暗号取引所「Upbit(アップビット)」の親会社「Dunamu(ドゥナム)」の取締役副社長。12年、8位のソン・チヒョンと共同でメディア会社としてドゥナムを立ち上げたのち、暗号資産の領域に参入。17年に開設したアップビットは現在、800万人以上のユーザーが利用するサイトに成長。ヒョンは、アップビットの株式13%を所有している。

17位 マイケル・セイラー MicroStrategy
16億ドル

ビジネスソフトウェア開発企業「MicroStrategy(マイクロストラテジー)」共同創業者兼CEO。セイラーは、1989年に立ち上げたマイクロストラテジーをビットコイン投資に参入させて、熱烈な支持者として有名になった。20年には、手元資金と借り入れ資金の約11億ドルで7万枚以上のビットコインを購入し、同社の株価は過去2年間で4倍に伸びている。

18位 マシュー・ロザック Bitcoin
14億ドル

暗号通貨採掘・ブロックチェーン開発企業「Bloq(ブロック)」の共同創業者兼会長。12年にビットコインを買い始め、初期のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に参加。13年には「Mastercoin(マスターコイン)」などのトークンを買い占めたことで話題に。また暗号通貨取引所コインベースやクラーケンの初期投資家としても知られている。

19位 ティム・ドレイパー Bitcoin
12億ドル

ベンチャー投資会社「ドレイパー・フィッシャー・ジャーベットソン(DFJ)」の共同創業者。12年にビットコインを購入し、14年には、違法な商品やサービスを扱う悪名高いオンライン市場「シルクロード」から押収したトークンのオークションで、米連邦保安官から2万9656枚のビットコインを1870万ドル(1枚当たり632ドル)で購入している。
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文=ジョン・ハイアット 編集=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.095 2022年月7号(2022/5/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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