同社の調査結果によると、2021年度の国内メタバースの市場規模は、事情車売上げベース推計で744億円(メタバースプラットフォーム、プラットフォーム以外(コンテンツ、インフラ等)、XR(VR/AR/MR)機器の合算値)。コロナ禍による法人向けのバーチャル展示会やオンラインセミナーなどで需要が急増し、今後も費用対効果の面から、コロナが収束していくなかであって法人系の需要は継続していくだろうと予測した。
今後はさらにハードウェアやテクノロジーの進展により、一般消費者向けの市場も大きく立ち上がることも考えられ、「2026年には市場規模が1兆円を超えるだろう」(矢野総合研究所プレスリリース)という予想となった。
メタバースを活用したビジネスは、おもにプラットフォーマーとサービス・コンテンツ提供、XR機器の販売の3つに分けられる。しかし黎明期段階であることから、プラットフォーマーやインフラ提供者がサービスまで開発したり、企画立案からすべてをまかなう事業者など様々だ。
一方、現状のXR機器は、価格や扱いやすさなどの制約が多いのが課題となっている。特別なXR機器なしに利用できる日常的なサービスが登場すると、一般消費者を取り込めるようになり、その後のXR機器の普及やさらなる市場規模の拡大にもつながりやすくなるだろう。