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2022.09.14 11:30

ビットコインが10%の急落、過去3カ月で最大の落ち込み

Getty Images

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米労働省が9月13日に発表した先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて8.3%の上昇となり、8%程度を見込んでいた市場の予想を上回った。これを受け、投資家の間では米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げが続くとの警戒感が広がり、ビットコインの価格は過去3カ月で最大の約10%の下落を記録した。
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ビットコインの価格は、8月27日に一時2万ドルを割り込んだ後に上昇を続けていたが、13日午後に9.35%急落して2万304ドルをつけ、昨年11月の最高値(6万7037ドル)の3分の1以下に落ち込んだ。

これは、6月以降で最大の下落幅で、アナリストは、迫りくる不況がパンデミックの中で暗号通貨が記録した上昇を消し去る可能性があると警告している。イーロン・マスクが支援する暗号通貨ドージコインも13日に5.85%下落し、イーサも7.96%下落した。暗号通貨取引所コインベースの株価も8.61%下落して75ドル台に落ち込んだ。

ビットコインの価格は、低金利とパンデミック関連の政府の景気刺激策を受けて2020年に上昇したが、今夏のFRBの2回の利上げによって見通しを悪化させた。パウエル議長は先月、インフレの沈静化には時間がかかる可能性があり、FRBが力強く行動する必要があると警告していた。
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CoinSharesのデータによると、ビットコインの価格が今年に入り初めて2万ドルを割り込んだ6月中旬には、1週間あたりのビットコインからの資金流出額が4億2300万ドル(約610億円)に達していた。

米労働省の消費者物価指数の報告を受けて、13日の株式市場は大幅な下落に襲われ、ダウ平均は1200ドルを超える急落で、IT銘柄の多いナスダックも5.1%の下落となり、ここ最近の上昇を打ち消した。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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