降水確率はずっと誤解されている、天気アプリにまつわる4つの間違い

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先に挙げた定義を正しく適用すれば、0.01インチの雨は、早朝降るかもしれないし、数時間にわたるかもしれないし、夜遅く降るのかもしれない。第3の間違いは、前の2つに関連するが、予報は区域内のあらゆる地点で同じだという思い込みだ。この地域の夏には、自宅は晴れているのに、数キロ離れた子どもの学校では雨が降っている、ということがよくある。確率と天気の変動と区域内の分布のこうした組み合わせを、スマートウォッチやスマートホンのアイコン1つに合成するのは容易ではない。

最後の間違いは、変動する天気そのものに関連する。多くの人の天気アプリを見ると、そこには晴れアイコンか雨雲に稲妻の光るアイコンがあるだろう。しかし、天候をそのように静的に表現することは、動的に変化する気象状況には適していない、悪天候のときは特に。危険な気象状況下では、徐々に大きくなる脅威を理解する必要がある。私たちの仲間は、稲妻閃光検知器を持っている人も多い。もう1つ私が強く推奨するのは、厳しい天候の時は、ワイヤレス緊急警報を有効にしておくか、天候警報アプリをインストールしておくことだ。

そう、私は気象学者だ。さまざまなツールを使って自分で天候を評価することができる。それでも私のスマートフォンには天気アプリがいくつかインストールしてある。私は「アンチ天気アプリ」ではない。本記事の目的は、天気アプリを使う上での注意を伝えることで、情報の使い方を知らないために予報を無駄にすることがないようにすることだ。

つまるところ、アプリが表示する気象情報は「アプリの妖精」から届くものではない。情報は気象観測と数値予測モデルと専門家の分析に基づいている。もう1つ重要なのは、気象情報提供者が「惰性的慣行」から脱却することだ。つまり気象業界には、一般人にはまったく意味をなさない隠語や慣習が山ほどある。気象情報提供者は話す相手を知ることだ。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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