9月8日に帝国データバンクが公表した調査によると、2022年1~8月の「物価高倒産」は計150件となり、調査開始の2018年以降で最多だった2021年(138件)を8月時点で上回ったという。8月単月では34件で、前年同月比で約2.6倍に増加した。
業種別では、運輸業がトップで全体の28%を占め、建設業、卸売業、製造業と続く。
帝国データバンクは「電気代の上昇や円安の進行も加わり、物価高の影響はむしろこれから本格化する。資金需要が高まり、企業倒産が相次ぐ年末にかけて、物価高倒産はさらに増えるおそれがある」とリリースで伝えている。