同市場は、2021年度に前年度比8.1%増となった。集団研修が行なえないことへのダメージのためコロナ以前まで戻っていないものの、2022年度も増加傾向が続きプラス2.1%になると予測している。
プラス要因となるのは、2021年度から本格化した対面研修からオンライン研修への切り替えが進んだだけではない。オンライン研修の普及によって、いままで研修を行なっていなかった企業への潜在的な需要を引き出すこともできたという。
さらに、コロナの出口が見えつつあるなかで、企業そのものの採用や教育投資への意欲は落ち込んでないと分析。人材を資本として捉えることで、社会に向けた企業の存在意義に価値を見いだす企業が増えており、投資意欲はむしろ高まる傾向にあると、矢野経済研究所のレポートは述べている。