3．他者を信頼し、他者から学ぶことに前向きである。
優れたリーダーは、知的な人物に脅威を感じることがない。彼らは、賢い人々に囲まれている。なぜなら、他者からすすんで学ぼうとするからだ。ある問いに対する答えを自分は知らなくても、チームの誰かが解決策を提示してくれるかもしれないことを、優れたリーダーは知っている。
常に成長型のマインドセットをもつリーダーは、「素晴らしいアイデアは誰からでも生まれ得る」という信念を持ち、そうした姿勢を維持している。そして、チームメンバーたちが進んで知恵を出し合うことを奨励し、後押ししながら、自分の知識を広げていく。
4．「正しくある」ことよりも、「正しく理解すること」のほうが重要であることを理解している。
「自分は知らない」ということを、堂々と、そして真摯に言うことができる人は、自分が不完全で弱いところのある人間であることを示そうとしている。常に正しい「無敵の」存在ではなく、「正しく理解すること」を大切にする、誠実な人物だと見てもらえる。
従業員たちはリーダーに、完璧さを求めているわけではない。代わりに、己を知り、盲点をできるだけ減らそうと積極的に努力することを期待している。
5．「知らない」は終わりではなく、始まりであることを知っている。
賢明なリーダーは、物事をあきらめ、知らないままにして満足したりしない。代わりに、好奇心を行動につなげ、学習と成長を促進する。そして、「知らない」と言ったあとに、「確かめてみよう」と続け、自ら率先して調べて答えを見つけだそうとする。
