同社は従来店舗やECなどの販売チャネルやブランドごとに会員サービスを提供していたが、今回の「Beauty Key」によりまとめる方針だ。チャネルごとに分散していた顧客情報を集約することで、店頭の対応や施策の精度、商品開発の強化に活かすのが狙い。
いっぽう、会員は時間やお店を選ばずに店頭でカウンセリングや特典などを受けられるようになるメリットがある。公式アプリは、複数の会員情報を集約する「ホーム」、美容アドバイスや購入履歴が確認できる「Myノート」、ブランド情報などがわかる「美容情報」、ユーザーへの通知機能の「お知らせ」、会員ステージやポイントなどを表示する「会員情報」の5つから構成されるという。
資生堂は、「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を加速するためアクセンチュアとの合弁会社、資生堂インタラクティブビューティーを2021年7月に設立、データに基づいたビジネスモデルの革新を目指す。