ゲイツの保有資産は2日の取引終了時点で、1099億ドル(約14.8兆円)と試算されている。
ゲイツは自身の投資会社カスケードを通じて、廃棄物管理会社のリパブリック・サービシズとウェイスト・マネジメント、自動車販売会社オートネーションなどの株式も保有している。彼は、2020年にマイクロソフトの取締役を退任して以降、同社の所有株式の報告を停止しているが、全株式の1%強にあたる約286億ドル相当の株式を保有していると推定されている。
SECへの提出書類によると、ゲイツは昨年、オートネーションやメキシコの放送局グルーポ・テレビサ(Grupo Televisa)など、複数の企業の株式を元妻のメリンダ・フレンチ・ゲイツに譲渡した。また、エジプトの大富豪ナセフ・サウィリスが経営するオランダの肥料会社OCI NVの株式6%も、元妻に譲渡した。
フォーブスは現在のメリンダ・フレンチ・ゲイツの資産を66億ドルと推定している。