転職活動で「面接から逃げるべき」ことを示すサインとは

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転職活動はストレスや不安を生む場合がある。会社の人員削減により解雇された場合や、劣悪な状況に置かれ、辞めようと必死な場合はなおさらだ。

結果について前向きに考えたい場合も、地に足を付け現実的に考える必要がある。有名な会社だからといって盲目にならず、今から注意を払うこと。危険を知らせる次のようなサインや赤信号を慎重に見極め、必要な場合は逃げること。

職務記述書に示された警告


職務記述書に具体的な給料が示されていない場合や、給料の幅が8万5000~17万5000ドル(約1100万~2400万円)などあまりに大きい場合は注意すること。

求職者は高い方の額を期待するだろうが、企業はより多くの候補者が集まるように高い方の額を設けている。社内の採用担当者が面接を10回重ねた後で下限に近い額を提示すれば、あなたは誤解を招く報酬の幅に利用されたように感じるだろう。

提示されている報酬の下限を受け入れるよう採用担当者が圧力をかけ始めたら、これは大きな警告だ。あなたは数回やりとりを重ねた結果、会社は最初からずっと低い金額を受け入れさせる計画だったことに気づく。

透明性と共感がある企業は、新たな職務に必要な全ての業務や職責を職務記述書に明確に記述する。おかしく思えることには注意しよう。

その会社は、達成がほぼ不可能なあらゆる作業や職責を求めているかもしれない。あなたは同じような求人広告を見たことがあり、そこで提示されている給料は他の会社の似たような仕事と合わないと感じる。

遠隔勤務かハイブリッド型か、オフィス勤務かについての言及がない場合や、会社での役職が書かれていないか曖昧な場合、福利厚生や会社の企業理念・文化、会社についてより知識を深められるような情報を見つけられない場合も赤信号だ。

職務経歴書のアップロードが非常に厄介


職務経歴書の提出は、採用プロセスでも特に簡単な作業であるべきだ。長くて時間がかかるプライバシー侵害のような応募プロセスに加え、さらに職務経歴書のアップロードを求められ場合、その会社はあなたの時間を尊重していない。

不具合やクラッシュが生じ、超えなければならない障壁が多過ぎる場合も、会社は候補者の体験を考慮していない。応募をやめるべきというわけではないが、これは面接プロセスを進む中で心に留めておくべき多くのポイントの一つだ。

面接で気をつけるべきサイン


求職者に都合の良い日と時間を尋ねるのが丁寧なやり方だ。人事部や社内の人材採用担当者が、あなたの希望に沿わない時間を強いて無理やり予定を変えさせようとする場合、初めから良い関係とは言えない。

面接の前日や数時間前のキャンセルは明らかな警告だ。面接官がビデオ面接や対面での面談に遅刻することはひどく腹立たしく、10分以上待たせたことについて謝罪も説明もないかもしれない。
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翻訳・編集=出田静

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