明らかに準備不足の管理職や面接官にも気をつけよう。人材を必要としている管理職が、あなたが差し出した職務経歴書を見る際に困惑しているように見え、そのとき初めて経歴書を見ていることにあなたは気づくかもしれない。こうした無礼があれば、その仕事はパスすること。
面接官があなたの名前を読み間違えて謝らなかったら、これもよくない。また、あなたがその役割で果たすことについて面接官が明確に説明できず、無関心で、こうした会話をしなければならないことにいら立っているように見えたら、あなたは怒って当然だ。
人事の人や人材を必要としている管理職、チームの数人や他の部署で定期的に交流する予定の人と数回面接を行うことは理解できるが、3~5カ月の間に6~10回以上の面接を行うことになれば気分は変わる。ここでも、終わりのない面接サイクルは会社やその代表者があなたの時間を大事に考えていないことを示している。
面接の回数が多過ぎることは、採用プロセスに関わる人の自信のなさを示唆している。採用の決断を下すことを明らかに恐れていて、関係者の総意の後ろに隠れる必要があるのだ。
長期の面接プロセスの間に会社からの連絡が途絶え、フィードバックや建設的なアドバイスがなくなれば、それは入社した際にどういう待遇を受けるかを示す警告だ。管理職があなたの前任者に対して軽蔑的な話し方を始めたら、それも要注意だ。管理職が会社や経営陣を非難し、社内のうわさ話やゴシップを始めたら面接を終えることを考えること。
給与の交渉で低く見積もられること
採用プロセスに耐え、人材あっせん業者から近々内定が出るとメールがあった。これは喜ばしいことで、さまざまな警告が記憶から薄れ始める。今までは試されていただけだと考え、人材あっせん業者からの良いニュースにしがみつこうとするが、ここで最後の警告が示される。
提示された報酬が、職務記述書に書かれていたものよりはるかに低く、あなたが希望した額よりも低ければ、前進には慎重になること。会社は、あなたが低い給料を受け入れるようわざと安く見積もっているかもしれない。
あなたは報酬について果敢に交渉しようとするが、会社は一歩も引かない。上層部に相談してすぐに折り返すと言う。それから数日、数週間がたった。いきなり社内の採用担当者から電話があって、報酬を喜んで増やしますと言うが、よく話を聞くと増額はほんの少しであると分かる。
リクルーターはあなたが怒ることを知っていたものの、内定を承諾するよう強要しようとしていた。これは最後の警告だ。これ以上、交渉を続ける理由はない。この会社はあなたに適した企業ではないのでここで損切りをして、あなたを評価してくれる他の会社に進もう。