英スーパー大手モリソンズは、大人1人が4.99ポンド(約820円)以上の食事を購入すれば、全ての子どもに店内のカフェで無料の食事を提供すると発表した。
同じくスーパー大手のセインズベリーズは、自宅で作る食事の割引を通じ、買い物客の支援に力を入れている。同社は、タイグリーンカレーやサワードウピザなど人気のレシピを提供するとともに、全ての材料が合計5ポンド(約820円)未満になるようにしている。
セインズベリーズのサイモン・ロバーツ最高経営責任者(CEO)は「生活費の高騰が顧客の頭の中心にある。そのため当社の『Feed your Family for a Fiver(5ポンド紙幣で家族に食事を)』のキャンペーンが、この取り組みの一環として最も重要な時期に人々の節約を支援できていることをうれしく思う」と述べた。
野党の労働党は同キャンペーンを巡り、英国の家庭では「真の支援」が必要とされていると強調し、より実質的な支援策を求めて政府を批判している。