Amazonが目指す「アンビエント・コンピューティング」の未来

Amazon Alexa / Getty Images


提携によりアレクサの利用を拡大


アマゾンが、Alexaをあらゆる場所で利用できるようにしていることは明らかだ。アウディやBMW、フォード、ジープはAlexaの音声サポートを統合し、ディズニーはリゾートホテルにAlexaをベースにした「Hey Disney」を導入した。音声コマンドは直感的であり、使い方を覚える必要がないのが利点だとルーベンソンは指摘した。

アマゾンは、ユーザーがニーズに合わせて複数の音声アシスタントを利用できようにしたり、他社のアシスタントやテクノロジーとの統合をさらに進めるなど、非独占的なアプローチをとっている。ルーベンソンは、ユーザーがスマートホーム機器や音声アシスタントを自由に選択できるようにするべきだと考えている。

イベントで発表された内容の大半は、SDKやテクノロジー、音声アシスタントやアンビエント・コンピューティングを製品に組み込むブランド向けプログラム、顧客に提供する体験、戦略など、開発サイドに関わるものだった。アマゾンの戦略の成熟ぶりと幅広さは、スマートホームとAIアシスタント技術の分野で競合するアップルとグーグルらと一線を画すものと言える。

編集=上田裕資

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