質問の技術
会社の従業員に接触し、追加で情報を得ることを恐れないこと。こうすることで調査戦略が向上し、それぞれの特定の会社との給料の交渉にどのように臨むべきかについて情報が得られるだろう。
これをネットワーキング(人脈作り)の機会と考えることで楽になるのであればそうして、好奇心を持ち続けられるようにしよう。的確な質問は用意しつつも、期待値は最小限にして会話に臨む。これによりプレッシャーが一部緩和され、調査戦略が強化されるだろう。
同様に重要なのは、人材を必要としている管理職に給料の幅について尋ねることを恐れないことだ。
エリオットは「金は一般的にタブーな話題だが、尋ねてみると大半の人はあなたを支援し、リソースを提供する意思を持っている」と述べた。
給料の交渉は、労働者の間で標準的なプロセスだということを覚えておくこと。人材を必要とする管理職が嫌がる反応を見せる可能性は常にあるが、そうなる可能性は非常に低い。防御的な反応を受けた場合、その仕事はあなたに合っていないことを示しているかもしれない。
不安を一部和らげるため、エリオットは給料の要件に関する質問に次のように答えることを勧めている。
「私の調査で集まった情報に基づく数字を提示したいのですが、管理職としてこうした予算の幅を既に持っていらっしゃることは承知しているので、それはばかげたことかもしれません。そこで、それを開始点とするのはどうでしょう? もしこうした予算の幅を今考えていらっしゃらなければ、それが明らかになるまで待ってから次の面談で給料について議論することもできます」