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2022.07.12 21:00

【7月第2週資金調達まとめ】仮想空間「xambr」運営のambrが10.2億円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、7月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

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調達額:10億2000万円
調達先:電通グループ / SBIインベストメント / インテージホールディングス / 東急不動産ホールディングス / ANRI
備考:シリーズAラウンド / 東急不動産ホールディングスは同社が出資するCVCファンドを通じて出資

仮想空間「xambr」の開発・運営を行うスタートアップ。

「xambr」はVRデバイスからアクセス可能な新しい仮想空間。ユーザーはアバターとなってアクセスすることができて、他ユーザーと一緒に仮想空間上でコミュニケーションやゲームを楽しむことができる。

また、同社はユーザーと一緒に仮想世界の発展を目指している。継続的に空間や機能を拡張していくなど、ユーザーが一緒に仮想空間を創造できるような仕組みも構築していく予定だ。

また、クリエイティブを非常に重視しており、クリエイターとの連携による創造性の高い仮想世界の実現を目指す。

2022年7月には、電通グループ、SBIインベストメント、インテージホールディングス、Agya Ventures Fund L.P、ANRIの5社を割当先とする第三者割当増資により、総額10億2000万円の資金調達を実施。

今回の資金調達を通して、新たにメタバースプラットフォームの開発に活用していく方針だ。

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調達額:8億5000万円
調達先:31VENTURES Global Innovation Fund2号 / And Doホールディングス / GOLDWIN PLAY EARTH FUND投資事業有限責任組合 / SBIインベストメント / みずほキャピタル / サムライインキュベート / 静岡キャピタル
備考:シリーズAセカンドクローズ

“人と自然が共生する社会”の実現を目指すライフスタイルブランドとして、“自然の中のもう一つの家”を提供するセカンドホーム・サブスクリプションサービス「SANU 2nd Home」を展開するスタートアップ 。

「SANU 2nd Home」は、“Live with nature. / 自然と共に生きる。”をコンセプトに、人と自然が共生する社会の実現を目指して作られたセカンドホームサブスクリプションサービスだ。

急激な都市化が進むこの世の中で、現代の人々は自然と触れ合う機会が減少している。そこで、あらゆる人々が自然と調和し、楽しく、健康的に暮らしていくためのライフスタイルの創造を目指し設立された。

都市をベースにした日常生活の延長で、繰り返し自然に通うライフスタイルを多くの方に楽しんでもらうため、月額55000円からのサブスクリプションを採用。都市にあるファーストホーム(自宅)とは別に、自然の中にもう一つの家(セカンドホーム)がある暮らしを提案していく。

2022年4月には北軽井沢1st、6月〜7月にかけて河口湖1st、八ヶ岳2nd、白樺湖2ndと各地に続々とオープンする予定だ。

2022年7月にはシリーズAセカンドクローズにてSBIインベストメント三井不動産、And Doホールディングス、GOLDWIN PLAY EARTH FUND、サムライインキュベート運営ファンド、みずほキャピタル、静岡キャピタルを引受先とした8億5000万円の調達実施。シリーズAの調達金額は総額19億円に上る。

今回の調達により2024年に20拠点200棟の運営体制を目指し、更なる事業拡大と採用強化への取り組みを推進させる方針だ。
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文=STARTUP DB

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