マネー

2022.07.12 21:00

【7月第2週資金調達まとめ】仮想空間「xambr」運営のambrが10.2億円調達


クラダシ


調達額:6億5000万円
調達先:HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合 / SGインキュベート / ロート製薬 / 新生企業投資 / 池森ベンチャーサポート

社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営するスタートアップ。

「KURADASHI」とはフードロスという大きな社会課題を解決するためのプラットフォーム。社会貢献意識の高い協賛メーカーの商品を最大97%オフで会員に届け、売上の一部を環境保護や動物保護、フードバンクなどの社会貢献団体に寄付している。

食品の賞味期限の切迫や季節商品、パッケージの汚れやキズ、自然災害による被害などの要因で、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、流通することによってもったいないという想いをきっかけに、同じ想いをしている人たちとつながり、商品をわけあうことをサポートしている。

同社は他にも会社の福利厚生として同サービスを活用できる「オフィスdeクラダシ」も提供している。これによって通常のオフィススナックではなく、フードロス削減に貢献できる商品を取り揃え、従業員の満足度や仕事効率の向上、会社としてのSDGs・CSR活動の一環として利用できる。

2022年7月には、新生企業投資株式会社が運営するファンド、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合、ロート製薬、池森ベンチャーサポート、SGインキュベート第1号投資事業有限責任組合を引受先とする総額6億5000万円の資金調達を実施した。

今後は、「Kuradashi」のブランドリニューアルや、アプリ版のリリースをはじめとしたプロダクト開発を行い「Kuradashi」のサービス拡充や利便性向上を目指し、楽しみながら気軽にフードロス削減・社会貢献ができる仕組み作りを進める方針だ。

シャトル


調達額:5億5000万円
調達先:ジェネシア・ベンチャーズ / Spiral Capital / NOW
備考:シードラウンド

子供向けプリペイドカード「シャトルペイ」を提供する企業。

「シャトルペイ」は、キャッシュレス化が進む現代において、子供にお金の習慣を身につけてもらうことを念頭においたプリペイドカードサービスだ。

世界に8000万店あるMastercard加盟店で使える子ども専用のカードを発行し、親と子、それぞれに最適化したアプリで利用状況を管理できる。

今後は、買い物時の親へのリアルタイム通知、マンスリーレポート、自動おこづかい帳、親から子への手数料無料での送金・定期送金などの機能のほか、今月には、子どもが自ら貯金の目標金額と使い道を設定し、都度入金や自動積立を行うことができる機能がリリースされる予定だ。

2022年7月には、ジェネシア・ベンチャーズ、Spiral Capital、NOWなどを引受先としたシードラウンドにて、5億5000万円の資金調達を実施した。

調達した資金を利用して、サービス開発やマーケティングを強化するとしている。

PIVOT


調達額:5億円
調達先:One Capital
備考:ポストシードラウンド

新時代を創る人のための、経済コンテンツサービス「PIVOT」の開発を行うスタートアップ。

「PIVOT」は、経済コンテンツ(映像、活字、音声)に特化したアプリ。100を超えるビジネス、キャリア、スタートアップ、投資、SDGsなどをテーマにした、最先端のコンテンツシリーズの全てを毎日1話無料で楽しめる。動画はすべて無料で、記事はマンガアプリのように、23時間ごとに1話ずつ無料で読むことができる。

2022年7月にはポストシードラウンドにおいてOne Capitalを引受先とした総額5億円の資金調達を実施し、累計調達金額は8億5000万円となった。今後は、コンテンツと採用への投資を加速し、新ミッションである“日本をPIVOTする”を推進する方針だ。

文=STARTUP DB

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