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2022.06.29 07:30

「シーフードのビヨンド・ミート」を目指すカレントフーズが約24.3億円調達

(c)CURRENT FOODS

心臓病や有害なコレステロールなど、従来の肉食に対する健康への懸念が消費者の植物性食品への切り替えを促しているとすれば、環境問題、特に乱獲は、シーフード代替食品の最新の流行を後押ししている。2021年にこの分野になんと1億7500万ドル(約144億4600万円)が世界で投資され、前年比92%増となったことがグッド・フード・インスティチュートによって明らかにされた。

植物由来のマグロとサーモンを提供し、培養肉よりも高い拡張性と従来のシーフードと同等の価格を約束するスタートアップのカーレントフーズは、オルトミート早期参入者やスポーツや音楽にまたがる文化の流行の先駆者たちが主導する1800万ドル(約24億3000万円)のシードラウンドを終了した。

投資家にはグレートポイントベンチャーズのマネージングパートナーであるレイ・レーン、ユニオングローヴベンチャーパートナーズ、エレクトリックフィールベンチャーズ、アスタノールベンチャーズ、そしてNBAオールスターに12回選出された「CP3」ことクリス・ポールなどが名を連ねている。

過去10年間、オルトプロテイン分野で活躍してきた起業家ヤチェク・プリュスが、最高科学責任者ソニア・ヒュルタド氏とともに立ち上げたカーレントフーズの主力商品であるマグロ製品は、主にB2Bを通じて、有名シェフであるマシュー・ケニーのレストランを含むフードサービスや高級レストランで提供されている。

エレクトリックフィールエンタテインメントと創設者であるオースティン・ローゼンは、メールで提供されたコメントの中で、彼のファンドが「針を前進させる企業に投資することを基本」として、設立された経緯に言及している。彼は「カレントフーズは、他の私たちが投資する『体に良くて、環境にもよい』企業の中でも、まさにそれを実践している企業です。私たちは彼らの事業拡大を支援し、消費者に実際に愛される新世代の食品を世に送り出す手助けができることを嬉しく思います」と述べている。
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翻訳=Akihito Mizukoshi

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