有名シェフが共演する「美食×サステナブル」第2章開催へ


筆者もオージービーフのファームに取材に行ったことがあるが、穀物や牧草を食み続ける牛たちはたしかに頻繁にゲップしていたっけ。あれがメタンガスだったのか。

このメタンは温室効果ガスの中でも分解されやすい性質を持っていることから、私たちがアクションをとることで地球温暖化の速度を抑えることが可能な温室効果ガスとしても注目されているのだそうだ。つまり、プラントベースの食事を摂ることで、小さな一歩ではあるものの確実に前進できる、というわけ。


左より、「日本サステイナブル・レストラン協会」下田屋毅代表理事、「ONODERA Group」杉浦仁志エグゼクティブシェフ、「ザ・キャピトルホテル 東急」曽我部俊典総料理長。

肉や魚はたしかに美味しいし、栄養価も高い。しかし、現代の日本に深刻な飢餓があるわけではなく、週に一度ほど動物性たんぱくを摂らずに菜食しても何ら問題はないだろう。いや、筆者に関しては日ごろ過食気味なので、菜食どころか断食してもいいくらいかも。

このプラントベースフードの必要性について気づかせてくれた「サステナブル テーブル」は、今後テーマを変えて継続していく。第2回のテーマは「食品ロス」。品質に問題がないにもかかわらず、供給量の過多や規格外という理由で取り残されてしまったシーフードや野菜を、ふたりのシェフがほぼ即興でコース料理に仕立て上げるというから楽しみだ。

サステナブル テーブル ~第2章 食品ロス~
開催日時:2022年8月21日(日)午後5時開場、午後5時30分開宴
会場:ザ・キャピトルホテル 東急 宴会場「鳳凰」
料金:ひとり20000円
予約・問い合わせ:03-3503-0109(代表)

Text by Miyako Akiyama

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