ビジネス

2022.07.01 12:30

進捗状況まで明文化 カナダグースの「サステナビリティインパクト戦略」


「この活動に真剣に取り組んでない企業には未来がない」


カナダにある企業の多くが同じような熱量を持って取り組んでいるのか、それともカナダグースがより熱心に取り組んでいるのかを尋ねると、サスティナビリティに対してカナダグースは、カナダ国内で3歩先、5歩先を進んでいるという。

「アウターウェアの会社として、初のファーフリー、毛皮を採用しないことを決定しました。もちろん、サスティナビリティに対する思いは、必ずしも私たちだけではないと意識しています。ただ、他の企業の参考例になれるような会社でありたいと考え、これからも確実にこの分野に注力していきます」

最後にダニーは、企業がどうサスティナビリティと向かい合うべきか、自身の思いをこう述べた。

「人間の活動、経済活動が気候変動の大きな要因であることを改めて認識すべきです。以前は政府がなんとかしてくれるだろう、という考えを持った方も多かったと思いますが、私は、大きな企業こそ、この危機を回避する活動を推進していくべきだと感じており、実際にその力を持っていると信じています。だからこそ、なるべく早い段階で気候変動危機に対応できるように活動し、さらに力を入れていきたい。20年後、この活動に真剣に取り組んでない企業は未来がないと思っています。」


※レスポンシブル ダウンスタンダード(RDS)認証
生きている鳥の羽毛や強制給餌によって飼育された鳥の羽毛など、不当な扱いを行っていない農場から採れた羽毛であることを保証する国際認証基準

カナダグース
https://www.canadagoose.jp

Text by 石澤理香子

タグ:

ForbesBrandVoice