最終的には「商品」を変えたい
読者からの反響は想像以上に大きかった。空想のニュースを題材にSNS上で議論が巻き起こるなど、多くの人が「未来」について考えるきっかけになった。
「今までの広告は大きなメッセージを打ち出して、それを認知させるところまでで完結しがちだったのですが、今回の企画は、多くの方に記事を読み込んでいただき、自分のこととして考えてもらうことができました」
パナソニックでは、ほかにも「Make New」に基づいて様々なアクションを実施している。5月には「Make New」の考え方を社内外に広めるために、オウンドメディア『Make New Magazine』を立ち上げたほか、オープニングムービー、テレビ・ウェブCM、交通広告などを展開している。
足立は、アクションワードを全社に落とし込むことで、最終的に「パナソニックの商品がしっかり変わるかどうか」が重要という。
「これからの時代に求められ、共感されるような商品をお客さまのもとに届け、人々の暮らしが変わっていくことで『Make New』というアクションワードの目的が達成されると考えています。しっかりと時間をかけてやり切りたいですね」