ニールセンによると、5月23日から29日までの週の米国におけるシーズン4の視聴時間は51億分に達していた(同社はモバイルやタブレット、PCの視聴時間は除外し、テレビでの視聴時間のみを集計している)。
これまで初週で50億分を突破したドラマは、2020年に公開された「タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!」(53億分)と、「オザークへようこそ」(52億分)の2本のみとされている。これらの作品は、新型コロナウイルスによるロックダウンの初期の2020年3月に公開されていた。
「ストレンジャー・シングス」のシーズン4は、メモリアルデーの休日(5月30日)を控えた金曜日の27日に公開されたため、実質3日間で今回の記録を達成した。ネットフリックスの競合のDisney+も、27日にスター・ウォーズの実写ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」を公開したが、エピソードが短く作品数も少ないこのドラマの視聴時間は10億分にとどまった。
ニールセンは、2020年から主要ストリーミングサービスの視聴時間の集計を開始し、現在はネットフリックス、Disney+、Apple TV+、Hulu、アマゾンプライムビデオの数値を発表している。
ネットフリックスが自社でまとめたデータで、「ストレンジャー・シングス4」の公開後3日間の世界83カ国の視聴時間は2億8670万時間に達し、オリジナル作品の初週の実績として過去最高を記録していた。また、公開後の28日間のデータでは「イカゲーム(Squid Game)」が16億時間視聴され、同プラットフォームで最も視聴されたドラマとなっている。