今回のラウンドは、セコイア・キャピタル・インディアが主導し、中国のNetEaseやClearVue Partners、Northern Light Venture Capitalなどの中国のVCも新規で参加した。また既存出資元のGGV Capital、Qiming Venture Partners、Source Code Capitalもこのラウンドに参加した。
スナップチャットの元エンジニアのRisa FengとShawn Linが2019年に設立したBUDは、Z世代をターゲットにしたアニメ風のキャラクターが会話を行うメタバースを運営している。
We’re excited to announce our $36.8M Series B led by @Sequoia_India! The funding will be used to develop creation tools, grow global user base and roll out web3 products for #metaverse ecosystem. Special thanks to all our investors, creators and supporters!https://t.co/lJ81XvJOtK
— BUD (@budcreate) May 23, 2022
セコイア・キャピタル・インディアのAakash KapooによるとBUDのアプリは世界38カ国でソーシャルアプリのトップ10に入ったという。「我々は、BUDが打ち出したロードマップに非常に興奮している」とKapooらは23日の声明で述べている。
BUDは、今回の調達資金を次世代のインターネットであるWeb3のプロダクトの開発に使用するという。テッククランチは、BUDがNFTプロジェクトの導入を計画していると報じている。
BUDは、急成長を遂げるメタバースに乗り込む最新のアジア企業の1社と言える。香港最大のホテルチェーンの1つであるリーガル・ホテル・グループも、4月にブロックチェーンゲームプラットフォームのDecentralandとSandbox内の土地を取得し、メタバースに参入した。さらに韓国のオンラインゲーム開発会社のクラフトンも2月に、メタバース向けのNFTの開発に向けて、デジタルアート分野の企業2社に約650万ドルを投資していた。