「May the Force」の語呂合わせから生まれた スター・ウォーズの日|5月4日

2016年アカデミー賞授賞式に登場したR2-D2たち(Kevin Winter / Getty Images)

5月4日は「スター・ウォーズの日」です。1977年に第1作が公開された(日本では1978年)「スター・ウォーズ」シリーズですが、この作品を記念した日は、もともとはファンの間で非公式なものとして自然発生的に始まりました。

このシリーズで登場する有名なセリフ「May the Force be with you (フォースがあなたとともにあらんことを)」に由来します。「May the Force」を「May the 4th (5月4日)」と語呂合わせして、スター・ウォーズの日として広まったようです。

そもそも最初にこの有名なセリフと「5月4日」を結び付けたのは、イギリスのマーガレット・サッチャー首相率いる保守党だったとも言われています。サッチャーが首相に選出された翌日の1979年5月4日に、保守党は「May the Fourth Be with You, Maggie. Congratulations」という祝辞広告を出したということです。

その後、「May the Force」と「May the 4th」を結びつけ、世界中で5月4日を「スター・ウォーズの日」として祝うイベントが催されるようになりました。2011年にはカナダのトロントの映画館で、これまでにない大々的な「スター・ウォーズの日」を祝うイベントが開催され、作品にまつわる貴重な映像の上映やコスチュームショーなどが行われました。

このような広がりを受けて、2013年からは映画会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーも、この日に「スター・ウォーズ」関連のイベントを行うようになりました。また、2015年の5月4日には国際宇宙ステーションの宇宙飛行士たちが、まさに宇宙で「スター・ウォーズ」を観賞しました。

草の根的に始まった「スター・ウォーズの日」ですが、いまでは多くの人々が、この作品の世界観を楽しむ日として祝っています。

連載:今日は何の日?

文=Forbes JAPAN編集部

タグ:

連載

今日は何の日?

ForbesBrandVoice

人気記事