米国で2020年に生まれた人が生涯のうちオピオイドの過剰摂取で死亡する可能性は、過剰摂取による死亡者数が今後も一定のままであれば67人に1人だ。これは、病気以外の死因の中で最も高い死亡率となっている。
この確率は、2017年時点ではまだ96人に1人で自殺死よりも少なかったが、自殺死の割合はその後減っている。他には銃撃による死が心配されがちだが、生涯のうちの死亡率は2020年時点で約221人に1人と実際はそれほど一般的ではない。
米国で2020年、それぞれの死因で生涯死亡する確率は次の通り。
心臓病(6人に1人)
がん(7人に1人)
新型コロナウイルス感染症(12人に1人)
慢性下部呼吸器疾患(28人に1人)
オピオイドの過剰摂取(67人に1人)
自殺(93人に1人)
自動車事故(101人に1人)
転倒(102人に1人)
銃撃(221人に1人)
2020年の確率を、2020年に米国で生まれた人の平均寿命(77年)で割ることで概算した生涯の確率
出典:全米安全評議会(NSC)