【NFT.LAレポート】Web3は「人間の創造性」を呼び戻す

2022年3月28日〜31日に開催された、NFTイベント「NFT.LA」に参加するために米国ロサンゼルスに向かった。2021年11月のNFT.NYC以来の4カ月ぶりのNFT特化型イベント参加だ。NFTの世界にいると大きな変化が日々起きているので通常の生活(IRL : In Real Life)よりも時間の流れが早い。数カ月前のカンファレンス時のトレンドと違うことに出会える喜びと、NFTのイベントに集まる人々がどういう人々なのかを知る期待に胸踊る。当レポートではNFT.LAの内容と、日本のNFTクリエイターの動向もお伝えする。


場所はロサンゼルスのコンベンションセンター。コメディアンの司会者や、ストリートパフォーマーによる会場展開、幕間に登場するブラスバンド、ライブペインティングなど、エンターテインメントに満ち溢れたカンファレンス空間で、展示とセッションでNFTの最前線を学ぶ3日間となった。

展示ブースでは、デジタルのNFTをIRLで楽しむためのデバイスが並ぶ。額縁型、プロジェクション型など、その様はデジタルサイネージの展示会のようだった。ただ、デジタルサイネージの展示会と違うのは、表示されるのが企業の広告ではなく、ユニークなNFTキャラクターの数々で観るものを楽しませてくれる。NFTやWeb3世界では「作業効率・効果」よりも「楽しいから一緒にやりたい」と思わせる訴求がとても大事である。


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文=西村真里子

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