いまいちばん注目されている特許は? 発明の日|4月18日

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4月18日は「発明の日」です。1885年の4月18日に「専売特許条例(現在の特許法の前身)」が公布されたことに由来します。

1954年に当時の通商産業省(現在の経済産業省)が特許制度をはじめとする産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的に制定したもので、特許制度をより身近なものとし、多くの発明家の創作意欲をかき立てるきっかけともなりました。

特許として認められる発明の要件は、「産業上利用できる発明であること」「新しいものであること」「容易に考え出すことができないこと」「先に出願されていないこと」「公序良俗を害さないこと」の5つとされています。

最近では、世界的に「メタバース」に関する特許に注目が集まっており、内外のさまざまな大手企業がメタバースに関する発明の特許を申請しています。

特にフェイスブックから社名を変更したメタ(Meta)は、すでにメタバースに関する数百の特許を取得したと言われており、マーク・ザッカーバーグCEOは、メタバース事業の実現のために年間100億ドル(約1兆1200億円)規模の投資を行い、技術開発と発明の特許取得に全力で取り組むとしています。

VRやARの市場が主な競争の舞台となっているゲーム業界は、世界的にも日本企業が牽引しており、VRやARなどの技術を含めたXRの特許件数は、2020年で米国に次ぐ第2位を占めていると報告されています。この分野での日本企業のメタバースでの特許取得にも大きな期待が集まっています。

発明の日をきっかけに、私たちの生活をより豊かにする特許について考えてみるのもいいかもしれません。

連載:きょうは何の日?

文=tannely(タネリー)

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